はじめに
空き家の解体を考えていても、親族の同意が得られずに悩んでいる方は少なくありません。
「壊したくない」「お金の話はしたくない」など、感情的な衝突が起きやすいテーマだからこそ、冷静で丁寧なアプローチが求められます。
この記事では、実際の体験談も交えながら、親族と揉めずに空き家解体を進めるためのステップをご紹介します。
最初にすべきなのは、家の状態や解体の必要性を冷静に整理すること。
「老朽化が進み倒壊の危険がある」「維持費や固定資産税の負担が重い」など、感情ではなく“事実”ベースで話せる材料を集めましょう。
▶︎ 体験談(大津市・40代女性)
実家が傾きはじめていて、台風のたびに心配でした。
写真と地元業者の見積もりを用意して“このままだと危険かも”と伝えたら、反対してた兄も納得してくれました。
情報が揃ったら、個別ではなく一堂に会する機会を持つのが効果的。
メールやLINEで先に話を進めようとすると、誤解や対立が起こりやすくなります。
- 補助金情報や解体費用の資料を用意
- 解体後のプラン(売却・活用など)も一緒に説明
- 必要なら第三者(司法書士・不動産業者など)に同席してもらう
▶︎ 体験談(彦根市・60代男性)
妹が“壊すのはちょっと…”と反対してたけど、
市役所の担当者に補助金制度の話をしてもらったら態度が変わったよ。
『行政が関与してるなら安心』って。やっぱり第三者の力は大きい。
その場で全員の同意を得るのは難しいかもしれません。反対意見が出たら、感情的にならずに時間をおくのも手です。
また、「全部こちらで費用を出すから」「思い出の品だけ先に取りに行こう」など、相手に配慮した提案が信頼感を生みます。
▶︎ 体験談(草津市・50代女性)
弟が“思い出の家だから壊したくない”って言ってきて、一時期は口もきかないくらいこじれました…。でも、“仏壇と古い写真は残して、離れに移そうか”って提案したら涙ぐんで納得してくれたんです。
やっぱり“気持ち”って大事なんだなって思いました。
無事に合意が取れたら、トラブルを避けるためにも書面で残すのがベストです。
- 土地の今後の活用・名義
- 解体費用の分担
- 固定資産税の負担や今後の管理
▶︎ 体験談(長浜市・30代男性)
最初は“兄弟だし口約束でいいよね”って感じだったけど、
あとで“やっぱり名義はどうなるの?”とか“誰が管理すんの?”って話になって揉めかけた…。
最初から簡単な合意書を作っておいて本当によかったと思ってます。
まとめ
空き家解体は「モノ」の問題ではなく「人」の問題でもあります。
だからこそ、気持ちを整理する時間と、事実ベースで進める準備が重要です。
ちょっとした一言や譲歩が大きな突破口になることも。
焦らず、柔軟に。大切な家族と未来のために、納得のいく形で進めていきましょう。
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