解体の見積もり、安くて大丈夫?金額に差が出る理由と、確認したい5つのポイント【滋賀の解体業者が解説】

解体工事の道具(イメージ)

はじめに

「この金額で本当に大丈夫ですか?」

今年、お見積りをお出ししたお客様から、何度かこう聞かれました。解体工事は一生に何度もあるものではありません。安いことはうれしいはずなのに、安いとかえって「手抜きをされないか」「後から追加費用を請求されないか」と心配になる。そのお気持ちはよく分かります。

この記事では、滋賀県東近江市で解体工事をしている私たちが、見積もりの金額に差が出る理由と、ご依頼の前に確認してほしいポイントを正直にお話しします。

解体費用は、本来どの業者でも大きくは変わらない

解体工事にかかる費用は、建物を壊す人の手間、重機(ショベルカーなどの機械)、出たゴミ(産業廃棄物)の運搬と処分、そして会社の諸経費でできています。

地域が同じである以上は、どの業者も、むだを削っていけば、最終的にかかる費用は理論上ほぼ同じところに行き着きます。ゴミの処分費用や人の手間は、同じ地域であれば、どこの会社がやっても大きくは変わらないからです。

(ただし、ゴミ=産業廃棄物の処分費は地域による差が大きいため、ほかの地域の相場と比べると金額が違って見えることがあります。)

それでも見積もりに差が出るのは、主に次のような理由です。

見積もりに差が出る主な理由

1. ゴミ(産業廃棄物)の運び先や運び方
解体で出る木くず・コンクリート・金属などは、許可を持った業者が決められた処分場へ運ばなければなりません。運搬を外部に頼むと、そのぶん費用が上乗せされます。

2. 重機を自社で持っているか
重機を借りたり、作業の一部を別の会社に任せたりすると、そのぶん費用がかかります。

3. 会社の諸経費
仲介サイトや営業会社を通すと、手数料が見積もりに含まれることがあります。

4. 解体の手順・壊し方
どの順番で、どう壊すかによって、ゴミの分け方や量、工事にかかる時間が変わり、それが処分費や人件費の差になります。これは実際に工事が始まってみないと分からない部分もありますが、業者の経験や技術がいちばん表れるところです。

代表から一言
私は、本来、業者ごとの価格の差は、この「手順や壊し方の工夫」でしか出してはいけないものだと思っています。処分の仕方や安全対策を削って安くするのではなく、段取りと技術で、むだな処分費や時間を減らす。それが解体業者の腕の見せどころだと考えています。

当社の場合:地元の施工会社に直接ご相談いただけるので、仲介手数料がかからない分をお見積りに反映できます。また、産業廃棄物収集運搬業の許可を持っているため、ゴミの運搬で余計な上乗せが出にくい体制です。

「3〜4割も安い」見積もりには注意

一方で、私たちから見ても3割、4割も安い見積もりを見ると、「どういう方法で工事をするのだろう」と疑問に感じることがあります。

費用を削るところを間違えると、次のような問題が起こるおそれがあります。

  • ゴミを正しく処分しない(不法投棄)。解体で出たゴミの処理責任は、原則として工事を請け負った元請業者にあります(廃棄物処理法)。ただし行政からも、「工事を依頼しても、何か問題が発生すれば発注者責任が問われる可能性があります」と注意が呼びかけられています(東京都環境局「解体工事を行う施主(発注者)の方へ」)。頼んだ側も無関係ではいられないということです
  • 安全対策(足場・養生シート・散水など)を省いて、近所に粉じんや騒音の迷惑がかかる、事故が起きる
  • 見積もりに含まれていない作業を、工事が始まってから追加で請求される

もちろん、安い見積もりがすべて悪いわけではありません。大切なのは、なぜその金額なのかを説明してもらえるかです。

ご依頼の前に確認したい5つのポイント

  1. 見積もりの内訳が書かれているか:「解体工事一式」だけでなく、建物の解体、ゴミの運搬・処分、整地などが分かれているか
  2. 見積もりに含まれないものが書かれているか:家の中に残った家具や荷物(残置物)、ブロック塀、庭木、浄化槽など
  3. ゴミの処分の方法を説明してもらえるか:産業廃棄物は「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」という書類で、最後まで正しく処分されたかを確認する決まりがあります。控えを見せてもらえるか聞いてみましょう
  4. 必要な届出をしてくれるか:床面積80㎡以上の建物の解体は、工事の前に行政への届出が必要です(建設リサイクル法)。アスベスト(石綿)の事前調査と報告も必要です
  5. 許可を持っているか:建設業許可、または解体工事業の登録、産業廃棄物収集運搬業の許可

当社は、ご質問にはすべてお答えします。他社さんのお見積りと比べたうえでのご相談も歓迎です。業者選びのポイントは「解体業者の選び方|滋賀県で失敗しないポイントとは?」でもまとめています。

費用の目安

30坪程度の木造住宅の解体で、90万〜150万円が目安です(建物の状態、道路の広さ、残置物の量などで変わります)。くわしくは「滋賀の空き家解体費用はいくら?坪単価と見積もりの見方」もご覧ください。

よくある質問

他社の見積もりを持って相談してもいいですか?

はい、大丈夫です。金額の違いがどこから来ているのか、分かる範囲でご説明します。

見積もりのあとにお断りしてもいいですか?

もちろんです。お見積りは無料です。ご家族で何度か考え直されることもあると思います。そのたびにご説明しますので、遠慮なくご相談ください。

見積もりに来てもらう前に、だいたいの金額を知りたいです。

お家の写真を送っていただければ、概算をお出しします。お見積りフォームから写真を添付できます。

まとめ

解体工事の費用は、正しく工事をすれば、どの業者でも大きくは変わりません。だからこそ、極端に安い見積もりには理由を聞いてください。私たちは、なぜこの金額なのかを、きちんとご説明できる見積もりをお出しします。

まずは無料相談